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ネコマタと遭遇しました。

二輪車で走行中、三叉路を右折しようとしたあたりから
交差点に猫がいることには気付いていました。
普通に左右確認して、右折しながら、猫を見るとしっぽが二股。
完全に二股です。
大きさは大体普通の大ネコと同サイズ。
白ベースで一部にぶちがあったかも。。
真っ白なしっぽの先、見事に二股になっていました。
よく絵で表現されるような根本から二股でなく、
真ん中か、或いは根本から6分目くらいのところから、
綺麗に二股になっていました。

①ネコマタのしっぽは徐々に二股に分かれていって
 最後には根本から綺麗に二股になる。
②猫がネコマタになり始める時は、徐々にしっぽが分かれていく。
 しっぽの分かれ目が浅いネコマタは若く、妖力なども低い。

行き過ぎようと思ったのですが、この2点にピンときて、止まりました。
自分の知識としっかり同じ容姿だったからです。
エンジンは止めず、ニュートラルにしたまま足でバイクごと後退しました。
ネコマタとの距離3・4メートルくらいでしょうか。
ちょっと道に対して車体を傾け、しっかりネコマタを見つめます。
ネコマタとは右折しかけて、しっぽの二股に気付いたあたりから
ずっと目が合ってます。

てらさわ「…ネコマタ?」

聞いてみました。
しっぽが二股になっていなくても、ネコマタになりかけの猫は
人語を解すると言われています。
きっと聞こえていて、理解している…とは思うんですが。
返事しないですね。
この間もずーっと目が合ってます。
普通の猫であれば、近づくものがあればすぐ回避できるような予備動作や
体勢があってもいいようなシチュエーションなんですけど、
彼女?は座ったまま。

やっぱり返事はしません。

こんな大通りから一本入っただけの辻でいきなり食い殺されたりは
しないんだろうけど。。
いや、誰かの使い魔で、用事の途中、もしくは帰り道。。
なるほど、どっちにしても私は邪魔な訳です。
そう考えると進展は得られないだろうと思いました。
余裕の座姿勢なのも、お前早くどっかいけ、と言っているようで。

てらさわ「じゃ」

といって、ギアを入れて発進させました。
角を曲がるときにミラーで確認しましたが、まだこっちを見ていたように思います。

彼女?にとって、こんなことは日常茶飯事なのでしょうか。
上記の2点については直接口には出していないので
彼女?は特に考慮に入れてはいないのでしょうが、
そのことは終始私の頭の中をぐるぐる回っていて、
なんとか会話したい、リアクションがほしいと思っても、
初対面でそんな不躾な事を根掘り葉掘り聞き出すというのもおかしな話で、
うまく対話できる気がしなかったのです。

今思うと、世間話からデートに誘うような構成の方が
良かったかもしれないと反省します。
私たちだって、人間関係作ってからでないと
そうそう自分のアイデンティティに関わる部分なんて
他人に漏らしたりしないですよね。
そういった意味では、ナンパして、初対面の相手を解きほぐす
話術のある人を本当に尊敬します。

中途半端なところでこの話は終わります。
今までの更新がちょっとアレなんでなんとも言いにくいですが、
今回の話は実話だからです。
オカルトは好きですが、霊感のない私にとって、
霊ではなく実体であるネコマタに偶然行き当たること、
突然変異や何かの事故などでしっぽが二股の猫を見ること、
どちらであってもきっと一生に一度きりのニアミスとなるんだと思います。

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今日は昼から公園におさんぽです。
天気がよいと本当に気持ちいいですね。
ぴんく・しろ・しましま。
色とりどりのようじょたち。
公園さいこう。
いけませんいけません。よだれを垂らしてはいけません。
いや、そもそも公園のベンチに長々と座っているのは
なにもパンチラが目的なわけではないのです。
たくさん歩きましたからね。休憩しているだけなのです。
きいろ・あか・しましま。
色とりどりの紅葉を楽しんでいる風流人なのです。
しましま。
しかしようじょは本当にかわいいですね。
ロリコンの国にっぽんとはこれ良く言ったものです。
今日は齢にして3つか4つくらいの髪の毛さらさらの
ぴんくのしましまニーソがかわいらしい好みの女性が、
なんとスカートをまくりあげて私に笑顔をふりまくのです。
そのときの私の血液といったら、まるで選挙前の政治家事務所のよう。
背広ハチマキでにぎりこぶしを突き上げ、叫ぶ言葉は皆同じ。
「勃起!」「勃起!」
こんな感じでしょうか。
彼女の母親らしき人が蟲を見るかのような目つきで私を一瞥し
逃げるように手を引っ張っていきましたが、どうしてでしょうか。

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普通にソファーに座ってテレビみたりしてたんですが、
やっぱり密室に男女ふたり。チューとかしちゃう訳ですよ。
最初はほっぺとか、頭だけのつもり。
でもやっぱり唇。
なにしてんのよ?って表情。
苦笑してるんだけど決して拒絶でなく。
しょうがないね、って瞳が告げる。そんな風にも感じられて。
そうと解釈してからは手加減なしです。
とにかくチュー責めなのです。
ほっぺ、おでこ、髪の毛、またほっぺ…
彼女は、私の腕にぎゅっと抱き着いたりしてきます。
とてもかわいい。
耳たぶやうなじにチューされると、くすぐったいのか身をよじって。

もう、何してんのよ。

てらさわ「何って」

そういう唇を唇で塞いでやります。
目は閉じずに彼女の目、見つめたまま舌を絡ませたりします。

や、ちょっ、見えないじゃな…

なんて、しばらく抵抗していたようですが、急に大人しくなって、
私の胸に手を、抵抗していた時のまま軽く握った手を、
押し付けてくる様が本当にかわいいのです。

ソファの背もたれに半ば押しつけるような格好で、
さぁもう唇はこちらを向いています。目は閉じていて、
しっかり唇の感覚を確かめようとしているのではないでしょうか。
私てらさわの行動が直に伝わっているのが
彼女の反応からもそれとわかるようです。

肩をすぼめたり、瞼がぴくんとかわいく跳ねたり、
おおっと首筋はやはり弱いようですね。
眉間や口元が僅かに歪んでいます。
息づかいも心なしか荒くなってきたような…?

胸もさわってみましょうか。
服の上からさわってみましたが特に拒絶らしい行動もなく、
もっとさわってほしいと腕を脇によけているようにも思えます。
これはもうおkですか?
服をまくりあげて、胸、と思わせておいていきなりジーンズの
ボタンを外しても身じろぐだけで、
歪む眉間はこれからを期待しているようにも思えます。
ちょっとさわってみるだけでもなんだか湿気を帯びていて、
下着の中身がどうなっているかを簡単に連想させます。
感度もよくなっているようで、ちょっと周辺をなぞってみるだけでも
敏感に反応しているのがわかります。

てらさわ「大事なこと思い出した」

…な~に?

てらさわ「ゴム持ってない」

てらさわ「しょうがないよね~」

てらさわ「できちゃっても学生だしちょっと色々アレだし、
なんか気分直しに食べに行こうか」

そう言ってちょっと身支度を調えたりしていると、

…いくじなし。

てらさわ「えっ」

ソファから身を起こしたその姿勢で彼女はこう言うのです。

もー!ほんと、わかってないなぁバーカ!

てらさわ「ちょっ、意味わかんないよってばちょっとちょっと!
微妙に脳震盪起こすような急所狙いはやめ、ちょっ、
左右のコンビネーション良すぎっ!」

しばらく小競り合いとゆうか、私が一方的に殴られ、
そうこうするうちに彼女、急にしおらしくなって、
小さくなって私の胸にくっついてきて。


生でシてもいい?って、どうして聞いてくれないの?


泣きそうな恥ずかしそうなピンク色の頬でそう言ってくれる彼女、
そんな彼女が欲しいなぁとぼんやり考えていた土曜日の昼下がりでした。

 

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今日は私のかわいいかわいい娘の遠足なのです。
それで朝早くから起きて、かわいいかわいいおべんとうを作ります。
幼稚園のおともだちに自慢できるような、かわいいかわいいおべんとうを作るのです。
ハート型のからあげ、これはツラミです。
薄く皮だけ削ぎからっとジューシーに揚げました。
こんがりおいしいハンバーグ。これは背中、ウデ、バラの混合ミンチです。
ミンチメーカーを持っていないので、部位から包丁で直接ミンチ作成です。
おべんとうにはこれ、定番のたこさんウインナーですよね。もちろん腸詰めです。
でも間違えて小腸の方で作ってしまったので、柔突起が口に残るかも?
おにぎりのふりかけは、カルシウム満点の自家製骨ふりかけ。
指の骨を使ったのでうまく肉をこそげ落とせませんでしたが、
結果的にはかわいいピンク色になって、うん、これもとてもおいしい。

できましたできました。とってもかわいいおべんとう!
記念にデジカメで撮っておきましょう!
とってもかわいいので見せようとしたのに、あいつの姿が見あたらない。

諦めて何か飲もうと冷蔵庫を開けると、居た。
鼻だけ削がれ、驚いたように目を見開いている、あいつの頭部。

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