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そんな訳で、私が当時小学生の彼女と関係をもった理由というかきっかけは、彼女との会話で。

「普通にクラスメイトと恋愛して普通に生活する?てらさわ先生は普通普通言うけど。普通って、何?気の抜けたコーラみたいな人生が普通だってんならこっちから願い下げね。俗な人間関係、俗な会話で一生全うするなんて拷問以外の何物でもないわ。正常位でイけりゃ誰も苦労しないってのよ。」

こんな女の子には二度と巡り逢えないと思ったからで。

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気温が低くなってきて。

身体を寄せ合わないと、汗の引きたての素肌は、どうにも温度を失っていくので。

タオルケットをかぶって。

さくらさんは鎖骨の下に器用に頭を乗せてきて。

こんなことを言いました。



「ねぇこういち、あたし、アレきたんだ。先月。」

……初耳です。

「聞かれなかったからね。」

そういうのは詭弁ですらないんですよ?

「知ってたって、避妊しなかったでしょ?」

そりゃ、ま、そうですけど。

「あたしだって避妊なんてさせないけど。」

……。

「さっきので」

「あたしが妊娠したら。」


「こういちはどうする?」


……あなたの、さくらさんの未来を。いくらか、もらうことになります。

「それって?」

それが良いことなのか悪いことなのか。全く自信ないですけど、ね。

「……そっか。ありがと、こういち。でもね、こういち。」


「随分あたしたちは迷ってきたけど。何が間違っていて、何が正しいなんて、きっとないんだよ。不幸になる行為を繰り返し、迫害されるべき未来を選択し、世間の発覚に怯えてきたあたしたちだけど。」

「正解なんてないんだよ、みんな正しいんだよ。あたしたちが死ぬ気で歩んできた道はあたしたちの絆になってるじゃない。嘆き悲しみ泣く必要なんてない。あたしたちはあたしたち自身に胸を張れればそれでいい。他人の顔色をみてご機嫌を伺いながら張る胸なんてネコにでも食わせてやればいいんだわ。」

「許されない関係だってわかってる。結ばれない関係だってわかってる。人生や家族にも大きな影響が出ちゃうことだって。それが取り返しのつかないことも。だけどあたしはこういちが好き。そう言える自分が好き。そう思わせてくれたあなたが好きよ。こういち。あたしとこういちの間に新しい命が出来たら、こういち。」

「あたしをさらって。」

「こういちとだったら、どこへでも行くから。」


そう言って柄になく、さくらさんはちょっとだけ泣いた。

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「ちょっとこういち!仮面ライダーオーズの一番いいとこ見逃しちゃったじゃない!」

これはこれは。あなたは、一昨年の卒業生で、生霊状態で私を遠隔監視しているさくらさん。

「はい、お待たせ。男性の身体の部分で、一番好きなのは陰嚢です☆もちろん咀嚼対象として☆さくらです☆」

変態ですか。オーズ、終わってしまいましたね。

「そうなの!HDDの消化をしてたらストーリーがつながってなくて、よくよく見たら間の話が飛んでるじゃないの!最も盛り上がる所なのに!」

そういえば関西圏では火曜日とか変な日にやってたみたいですね。

「このバカこういち!あんたがプールに行きます?とか言うから隣の県のプールまで行ってあげたら、すぐ股間大きくしてすり寄ってきたり、しょうもないことに付き合ってたあの日に放映があったんじゃない!あんたの責任も同然よ!」

さくらさんも結構喜んでたじゃないですか。遠い場所だと遠慮なくくっつけるとか言ってたの誰ですか?

「そ、そんなこと口が裂けても言う訳ないじゃない、このマレスター野郎!そんなことよりもアンクよアンク。こういちなんかよりも背が高くていたずらっぽそうな顔して。お腹も出てないしね。あたしアンク好き。大好き。あんたとアンクを比べたらう●ことカレーくらい違うわ」

う●こって。それよりそんなアンクのこと好きでしたっけ?結構一緒に見てたと思うんですけどそんな素振りなかったじゃないですか。

「なに言ってんのよ。良いのよ。とても良いの。アンクのことを考えるだけであたし幸せなんだから」

 さくらさん、うっとりした表情で両手を頬の横で組みながら。

おや、何か落ちましたよ。これ、メモ帳?


 拾い上げてみるとB5サイズのリングノート、表紙には「アンク好き好き日記(はぁと」と書いてある。
 開いて中を読んでみると。


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 アンクはDr.真木に引きずられてくると、グリードたちの部屋へ転がされた。
 すでに息も絶え絶えであり、グリード態にはなれない。泉信吾の身体に右手だけで自らを保っているのがやっとの状態だが、その眼にはまだ十分な力が残っていた。


「いい恰好だねアンク。最後の晩餐にアイス食べておけばよかったね。僕が買ってきてあげようか?」

「ふん。カザリの思う通りにはさせん。アンクお前には違うアイスを食らわせてやる」

 そこへ2人の男が近づきズボンのジッパーから太い棒を露出させた。

「さぁアンクお前が欲しがっていたうまか棒だ。屈従の味をねぶるといいよ」

「俺のが本当のうまか棒だ。クワガタ状の突起でお前の直腸をズタズタにしてやるぞ」

 屈辱の表情をうかべたアンクは断固拒否するとは言ったものの二人がかりでは抵抗成す術なかった。
 口蓋と直腸へウヴァとカザリの欲望が分け入り侵入してくる。
 そこへサイの皮膚に似た巨大なイチモツを振り回しながらガメルが乱入してきた。

「オレモ、アンク、ナブル~!オレノ、ホームランバー、アジワエ~!」

「あらガメル逞しいのね。でもアンクはもう先客で塞がってるわよ?」

アンクは大きく股を開かされ後ろからウヴァに前からカザリに突っ込まれ、落涙し、苦渋に満ちた表情で呻いている。

「メズール~、オレモ、アンクニ、イレタイ~!」

「困った子ねガメル。あら?……なるほど、アンク。あなたなかなかね。頬に紅が差し、声も艶めかしくなってきているわよ?その欲望、解放しなさい」

メズールがセルメダルを掲げると、アンクの陰茎と肛門の間に、自販機の硬貨投入口に似た亀裂が生じた。

「素晴らしい!」

そこへいつもの吉本新喜劇でしか見ないようなスーツを上半身だけまとった鴻上会長が現れた。

---------------------------

「あぁ、やっぱアンクは総受けよね!」

 キラキラした目で胸に手を当てるさくらさん。

……アンク総受けって……てゆうかこの展開ひどすぎです……。

「あんたも近所の男児を捕まえてはオーメダルを捻じ込んだりしたいとか日々考えてんでしょ。タカ!トラ!バッタ!ほーら、みっつも入った!」

……捻じ込むってなんですか捻じ込むって。

 思春期の女子ってみんなこうなのかもしれませんが、ちょっと入院したほうがいいと思うのは私だけでしょうか。

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 最近4年生に囲まれます。困っています。
 これがまた女子ばかりなのです。困っています。
 毎朝毎朝、職員玄関の前で待ち伏せされているのです。困っています。
 7~8人いるのに不思議とかわいい子ばかりなんです。困っています。

 よってたかってじゃれてきます。抱き着いてきたり背中にのしかかってきたり、両脇からひとりずつ腕をからませてきたり、身体的接触が非常に多いのです。

 本当に困ってしまいます。

 そんな今日この頃、昨日見た夢。

 私てらさわの勤める自治体では7年ルールというのがあって同じ学校で勤めて6年経つと必ず異動になる決まりになっているので現4年生が卒業後せっかく訪ねてくれたのに異動になっててちょっと寂しいとゆう話。



「で、読んでいて読者はどのへんがおもしろいのかしら?」

うわあびっくりした。おや、あなたは一昨年の卒業生で、私がちょっとでもかわいい子に目をつけるやいなや顎をもいだり腸を引き出したりしてこの1年私を惨殺し続けブログを更新させなかったさくらさん13歳。

「はい、お待たせ。頬骨が折れる音が好きです☆さくらです☆」

いや、そんなつかみはいらないから。てゆうか人のブログに口出ししないでください。あと私を惨殺しないでください。

「やかましい。歳のわりに小さいのからふくらみかけまでよりどりとか全力でキモい。こういちがリア充とかそんな一生分の運を使い果たすような奇跡がおきたら死んで当然なのよ。」

な、なんか納得。

「物事は鏡見てから述べなさいよね。冗談みたいな顔して。あと、今ちやほやされてるからって今日びのこどもは飽きるのも早いから。大人っぽいコにはひと月もたずにこういちなんか飽きられちゃうのよ可哀相。ポイ。」


 さくらさん、紙屑を丸めて捨てるそぶり。うなだれる私の髪を掴んで乱暴に顔をあげさせ、合わせた目を細め、心底憐れむような声で。

「ホント、可哀相なこういち。あなたは、水溜まりで藻掻く、羽虫のよう。」

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 毎日会うのが当たり前だった。
 学校がない日でも遊ぶんだから、そりゃもう、会わずにいる日なんてほとんどなかったんだ。

 卒業して進学するってのは、キミの成長や発達なんだから。だからうれしいことだし、そうならなくっちゃいけないことだと思ってた。
 でも、いなくならないと、喪失感を現実のものとして実感できなかった。

 新しい学年新しいクラス。
 クラスのこどもの数が減ったから、前から5列目廊下から3つ目、きみが座っていた席はもう、ない。

 ずっときみの先生でいたかった。

 そんなこんなで過ごした日々が寂しくて仕方なかったから。

 少し大きめの真新しい制服を着て、教室を訪ねてくれたきみに、だから流れた涙だったなんて、説明できる訳なかったんだ。

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